こどもアート体験事業
第一線で活躍するアーティストが道内各地の学校や文化施設に出向き、子供たちと一緒にワークショップや創作活動を行い交流しています。
北尾 亘(振付家・ダンサー・俳優 / Baobab主宰)
2009年ダンスカンパニー「Baobab」を旗揚げ。単独公演ほか国内外のフェスティバルに参加。振付家として、柿喰う客や木ノ下歌舞伎、ロロなど舞台作品のほか、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』などTVドラマ、CM、映画にも振付を提供。ダンサー・俳優として、近藤良平、多田淳之介、杉原邦生、山本卓卓などの作品に出演。ワークショップやアウトリーチ活動など全国で展開。地域創造公共ホール現代ダンス活性化事業登録アーティスト。尚美学園大学・桜美林大学非常勤講師。トヨタコレオグラフィーアワード2012オーディエンス賞、横浜ダンスコレクション2018コンペティションIベストダンサー賞など受賞。
〈実施内容〉
日常の中でのストーリーや、実際に見たり触れたりしている物を題材にダンスを創作し、身体表現の楽しさを体験します。
沢 則行(人形劇師)
北海道小樽市出身。1991年にフランス、1992年に文化庁在外研修派遣でチェコへ。以後、プラハを拠点に世界20ヶ国以上で公演、また、チェコ国立芸術アカデミー演劇・人形劇学部を始め、多くの教育現場で講座、ワークショップを行う。
ヨーロッパ文化賞「フランツ・カフカ・メダル」授与、EU 文化都市賞など、国際的受賞多数。日本国内では、NHK「みんなのうた」映像制作、「SWITCHインタビュー達人達」出演、東京オリンピック・パラリンピックの公式文化プログラム「東京2020NIPPONフェスティバル~巨大人形プロジェクト『モッコ』」の人形デザイン設計および人形製作操演総指揮を担う。極小から巨大まで、あらゆる人形(=フィギュア)を創造し操演するところから、
フィギュアアートシアタの第一人者とされる。
2023年は野田秀樹作・演出「NODA・MAP~兎、波を走る」で人形担当。また2025年までの3ヶ年計画で台湾での巨大人形劇を監督中。
〈実施内容〉
人形劇のさまざまな表現方法を体験する2種類のワークショップを行います。ワークショップに先立ち、沢さんの小作品も上演します。
・影絵ワークショップ OHP(オーバーヘッドプロジェクター)で好きな形をスクリーンに投影し、影絵のお芝居を作ってみよう。
・箱の人形劇(ボックスシアター)ワークショップ 色々な材料を使って小さな箱の劇場や登場人物を作り、人形劇を上演してみよう。
加賀城 匡貴(アーティスト・絵本作家)
1975年、北海道生まれ。英ボーンマス芸術大学中退。99年に「笑い」をテーマにしたステージパフォーマンス『スケルツォ』をスタート。公演/展覧会やワークショップなど、独自の活動を続けている。企画・原案を手がけたNHK Eテレ『ミ・タ・テ』で、札幌ADC準グランプリ、東京TDC賞ノミネート。著書に、学校図書『脳トレ!パッとブック』(教育画劇)、絵本『ねぐせきょうだい』(中西出版)。
〈実施内容〉
『見立てをテーマにした作品制作ワークショップ』
“見立て作品”とは、既存のものを別の見方で捉えることでそれが人の顔や動物、自然はたまた奇想天外な別の何かに見えてしまうという作品です。子どもたちは会場内(例えば、小学校であれば、教室や廊下、体育館、グラウンドなど)や周辺地域にある様々なものを見立てて、作品を制作してゆきます。会場が、即席の美術館に変わっていきます。最終的には期間限定で、地域住民を含む多くの人たちが訪れる一般公開を目指します。
平成30年度事業報告書PDF形式